私がマーケティングについて初めて携わったのはもう10年以上前になります。
これまでビジネスホテルの支配人や人材サービス会社の支店責任者として、業績が右肩下がりの店舗を担当してきました。
業績を立て直すために、WEBマーケティングや広告運用について学び、WEB集客に力を入れ業績の回復を成功させてきたのですが、
最初はマーケティングの知識が全くなくとても苦労しました。
最初にWEBマーケティングについて学び始めたのは、大手ビジネスホテルで100室規模の店舗の支配人をしていた時でした。
100店舗以上ある系列店舗の客室稼働率が90%に迫る中、当時私の店舗の着任時の月間稼働率は約68%。
着任前の1年間で、稼働率50%台の月もあり売上、稼働率ともに常にワースト5に入るような状況の店舗でした。
どうしたら稼働率を上げることができるか、どうしたら売上を上げることができるか、
日々頭を悩ませ目の前の業務に追われる日々の中、自分で色々検索しながら自費でキャッチコピーに関するセミナーに参加したのが始まりでした。
それがWEBマーケティングとの初めての出会いで、セミナーで学んだことを忠実に実践したところ、3ヶ月ほどでついに80%の大台に乗せることができたのです。
その後も順調に稼働率を伸ばし続け、WEBマーケティングに取り組み始めてから1年後には平日ほぼ満室、稼働率約90%と、
1年で約30%も稼働率を伸ばすことができ、約300人ほどが集まる社内の支配人総会で、優秀店舗としてその成果が表彰されるまでになりました。
成果が出ると楽しくなり、キャッチコピーだけでなくWEBマーケティングに関する様々なことを学びチャレンジしていきました。
WEBマーケティングの面白いところは、すぐに数字に表れるところだと思っています。
成果が良ければより仕事が楽しくなりますし、悪ければそれもすぐに数字で把握することができるのですぐに改善に取り組むことができる。
数字が良かった理由、悪かった原因の仮説を立て、それがハマった時のうれしさ、快感は言葉で簡単に言い表せない喜びがあります。
しかし、その自信を持って、ホテルで身につけたWEBマーケティングでどんどん事業を拡大していこう、そう思って開業した飲食店経営は苦労の連続でした。
大手企業の中で豊富な予算がある中ではうまくできたことも、資本力の限られた個人事業主になってうまくいかなくなったことがたくさんあり、多くの壁にぶつかりました。
ホテルで身につけたWEBマーケティングを活用して集客に取り組みたいのに、厨房での調理や接客に時間を取られ、そのような時間が全く取れない日々。
資金が豊富にあれば調理や接客など店舗運営は従業員を雇って自分は経営や集客に専念したかったのですが、資金的な余裕は全くなかったため自分で厨房や接客をせざるを得ない状況でした。
当然集客にかかる費用も十分捻出できないというスパイラルに陥り、最終的には飲食店を廃業しました。
廃業後は再び起業することを目標にし、目の前の生活のため会社員として約6年勤務しました。
次の起業は絶対に失敗しない、絶対に成功させると強く決意し、帰宅後や休みの日にWordpressを使ってブログサイトを作りながらマーケティングの勉強をして、次のビジネスプランを練る日々でした。
次必ず成功させるためにはどんな事業をやるべきか、自分はどんな仕事をして、どんな未来を望んでいるんだろう。
毎日毎日考えていく中で出した結論はホテルで出会ってからその面白さに惹かれていたWEBマーケティングに行きつきました。
やっぱり自分がやりたいのはWEBマーケティングだと。
前回の飲食店ではそのステージを作るために無理して開業していたんだと気づきました。
私自身もそうだったのですが、事業を始めよう、フリーランスになろう、起業しようという方は大きな希望を持って始めると思います。
しかし、中小企業庁が発表されている廃業理由のデータでは、販売不振、つまり集客がうまくいかなかったという理由が毎年トップ1か2に入っています。
私も経験したように多くの方は集客に行き詰まり、数ヶ月から数年で廃業する方がほとんどというのが現実で、せっかく大きな希望を持って始めた事業を泣く泣く閉めるのは本当に残念なことだと思います。
特に人的リソースが限られたスタートアップのステージでは、より良い商品やサービスを提供することに時間を使うと集客に関することに時間が割けず、集客・マーケティングに時間を使うと商品やサービスの提供に使うことができる時間が限られてしまいます。
私たちは、WEB広告をはじめとした、WEBマーケティングに関するプロセスを安心して任せていただけるパートナーとして、中小企業や個人事業主が安定した集客を実現するサポートを行い、以前私が経験したようなマーケティングに時間をかけることができないがために集客に悩む経営者をなくし、成果が出て売上が伸びていく喜びを感じる経営者の方を増やしていきたいと思っています。